【毒になる親】サバイバー

【毒になる親】サバイバー

survivor

【名詞】【可算名詞】
1生き残った人,生存者,助かった人; 遺族.
2残存物,遺物.

weblioより

一応、タイトルは毒親になっていますが、わたしの両親は毒親というほどではないけれど、エキセントリックな人たちで、わたしという生きづらい人生を送る人間が形成されるに十分な影響を与えました。

虐待されて育ってきた人を、「サバイバー」と呼びます。
(一部の児童相談所などで使われている呼び方なのか、虐待関連業界の一般的な用語なのかは知りません)

毒親に育てられた人に、「育ててもらった恩」を説く人っているのだけど、幸か不幸か「生き延びた」、がむしろ正解です。

人間って、意外と丈夫な動物なんですよ。
肉体的ダメージかつ、よほど打ちどころが悪くないとそう簡単に死にません。
ガラスの灰皿を投げつけられても、頭を何度も殴られないと死なないし、針を刺されたって北斗神拳の秘孔的なところでもあれば別だけど死なないし、性的虐待や精神的な虐待でも、やっぱり死にはしない。

親は殺すまではやらなかった=親がちゃんと育ててくれたではないんだよね。

それでだな、毒親持ちをWeb上で叩いている人たちに一言物申したい。
親を悪く言う人間に対して、胸糞悪くなる気持ちはわかる。
“自称”毒親持ちの、かわいそうなわたし満載の話が鬱陶しいのもわかる。
わたしもそれはリアルに言っちゃいけないことだと認識しているし、過去に周りに話してしまったことも深く後悔している。
だから、ネットで吐き出して、同類同士で傷の舐めあいをしているところに、”わざわざ”やって来て叩いていく人は、自分の行動に疑問を持ったらどうかな?
親に感謝して幸せな人生を歩んでいるなら、なんで毒親スレなんかに興味持つの?
放っておけば良いじゃん。
正義の鉄槌を下すことに使命感でもおありですか。
そういうのって、自称毒親持ちとベクトルが違うだけで、うざさの長さは一緒なんだわ。
親に感謝すべきって正論だからさ、その武器は強いよ。
そんなに強い武器を振るって見えない敵と戦うくらいなら、自分をそうさせる問題に目を向けたほうが生産的じゃないかな。