もし、部下が自己愛性パーソナリティ障害ではないかと疑ってこのエントリーを見てくれているなら、その洞察力に拍手を送りたい!
さて、部下が自己愛性パーソナリティ障害だったらどうしましょうか。
わたしが上司の立場だったとして、人事権を持っているならば、迷わず解雇します。
彼らが起こす揉め事の解決や、陥れられた人の仕事のミスの修復なんか、時間の無駄だからです。
そもそも、会社はそういうことをやる場所じゃないです。
でも、彼らはコネ入社であったりして、そう簡単に解雇できない場合もあります。
ではどうするか?
チームでの仕事はさせない
自己愛を満たすためのターゲットを作ってしまいます。
ターゲットにされた人が会社を辞めるまでやりますから、そのフォローが発生します。
例えば素晴らしい自分と同じチームにいるべきではない学歴の低い人間が許せない。
自分より褒められる人間が許せない。
自分より友達が多い人間が許せない。
チームにしなくても結局ターゲットは作ってしまうんだけど、チームの場合、よりお互いのことがわかってしまうので、強い攻撃材料を与えてしまいます。
褒める。とにかく褒める
簡単な仕事でも、早いね!とか、やらせた仕事の結果を必ず褒める。
過剰なくらい褒めてください。
教えない、注意しない
仕事のやり方は聞かれない限り、極力教えません。
彼らは自分に劣る人間に教えられる、などということはプライドが許さないのです。
聞いてくるときは、仕方ないから教わってやる、くらいの態度で来ますので、心を乱されないようにしてください。
仕事にミスがあっても、まず褒める。褒めた上で、修正して欲しいところを言う。
あくまでもここはこうして欲しい、という言い方をして、注意はしないこと。
教えられたり、注意されたりすると、傷ついたプライドを満たすため、誰かをターゲットにして憂さ晴らしをしてしまいます。
会社内の人間関係を把握しておく
火のないところにも煙を立てるのが自己愛ですから、どこで揉め事が起きるか予想はできませんが、解決に少しは役立つと思います。
ターゲットのフォロー
誰かがターゲットになるのは必至です。
その人が陥れられて仕事でミスをしないように、精神的に追い詰められないように、気を配っておきましょう。
自己愛君とやっていくのは大変だろうけど、タゲさんに問題があるからだとは思っていない、と、信頼できる他の部下に言わせるのも良いです。
でも、自己愛さんを解雇しないと決めたなら、精神的に弱い社員がターゲットになった場合、早い段階で、ターゲットのほうの解雇をお勧めします。
“強靭な精神力を持つ根暗”を自称するわたしでさえ、一時期片耳が聞こえなくなりました。
自己愛さんがやることは、「精神的に追い詰める」です。
メンタル疾患まで行く前に、逃がしてしまってください。
自己愛さんのほうを守るあなたも軽蔑されるとは思いますが、自分の部下の中からうつ病患者を出すとあなたの評価も下がりますしね。
まとめ
自己愛さんのプライドを傷つけず、ターゲットを攻撃させないように気を配る必要がありますが、自己愛さんは誰かを貶めないと自尊心を保てないので、攻撃をゼロにすることはできません。
その時に、自分がどちらを守ることに決めたかで方針を変えていきましょう。
NPDの部下を抱えるみなさま、ご健闘をお祈りします・・・
自己愛性人格障害の人にやらせないほうが良い仕事 自己愛性パーソナリティ障害の部下が大きなミスをしたら